達 晃一 教授 [Koichi TATSU]

プロフィール

学歴
平成28年3月 横浜国立大学 環境情報学府 環境リスクマネジメント専攻 博士後期課程 修了

学位
博士(工学)

現在までの経歴
平成4年4月~平成29年3月 株式会社いすゞ中央研究所
平成29年4月~令和8年3月 いすゞ自動車株式会社

現在の研究テーマ

センサを用いた室内環境の見える化とモニタリング:温湿度やCO₂、VOCなどをセンサで測定し、室内環境を数値化して快適性や安全性の向上に役立てる研究。
室内空間における有害物の実態把握と低減方法の検討:室内に存在する有害物質の種類や発生源を調べ、換気や吸着材などによる低減方法を検討する研究。
公共交通の快適性向上に向けた車室内のニオイ制御手法の検討:電車やバス車内の不快臭の原因を把握し、換気や消臭技術による快適な車内環境の実現を目指す研究。

研究テーマの魅力

センサデータに基づき「見えない課題(空気質・有害物・臭気)」を可視化し、原因特定から対策の効果検証までを一気通貫で設計できるため、健康・快適性・省エネ・運用効率の同時改善を狙える点が魅力です。空気環境の「可視化」は、技術的に測れて終わりではなく、その情報が人にどう受け取られ、行動や運用に結びつくかまで含めて設計する必要があります。つまり、空気の可視化には社会受容性(安心感・納得感・理解のしやすさ)の視点が不可欠です。センサ計測と並行してアンケート調査等の社会調査を併用して、“快適・健康”な空間提供を目指しています。

MESSAGE

多様な社会課題に主体的に向き合い、変革を担う人材を育てたいと強く願っています。体験を通して、コミュニケーション力、洞察力、主体性、問題解決力を磨き、社会で自ら考え行動する力を養います。また、多様な人々と協働する中でこそ新たな価値や成果が生まれると考えています。さらに、空気質の可視化、連続モニタリング、ニオイ制御の研究を推進し、成果の社会実装を通じて安心・安全な環境づくりに貢献します。

在学生へのメッセージ

空気質の研究は、人の健康や快適性を支える社会的意義の大きい分野です。身近な課題を科学的に捉え、測定・分析・改善へつなげる力を身につけ、より良い環境づくりに挑戦してください。

受験生へのメッセージ

空気の見えない問題を調べて、暮らしやすい環境をつくるのが空気質の研究です。身近な「におい」や「空気のよごれ」を科学で解き明かす面白さに、ぜひ挑戦してみてください。